待っていましたこの季節。
生姜の収穫です。
すりおろしを添えたり香りを足したり臭み消しに使ったり、ありとあらゆる場面で活躍する生姜ですが、今回楽しみにしていたのは完全自家製紅生姜を作りたかったから。
紅生姜はこれまでも作ったことがあったのですが、今年は移住1年目、家に梅の木がある事がわかってから梅干し作って梅干しも副産物的にできる梅酢もいろいろ使えるなーとニヤニヤ考えていました。
梅酢も買うことができるのですが、塩分が高いと漬け込んだものもただただ塩辛くなってしまうのでできれば自分で梅干し作ってできた梅酢を使いたい。これまでは梅を買って漬けていましたが今年は自給できる。なんなら種を蒔こうと思っていた赤紫蘇も毎年こぼれ種で勝手に生えてくると。
そうなれば完全自家製梅干し、そして生姜栽培で完全自給紅生姜もできる。そんな思いで初夏には赤梅干しを作り梅酢を確保、この時期の無肥料無農薬で栽培した生姜の収穫を心待ちにしていました。
スーパーで新生姜として売られているものはハウスで冬を越して栽培されたもので初夏から出回りますが、路地で栽培した生姜の収穫期は11月頃。少し辛味が強く出るような気がしますが、掘りたてみずみずしいフレッシュな生姜を使って作ります。
紅生姜の作り方
材料
・新生姜 ーーー250g
・塩 ーーー10g
・梅酢 ーーー500mlくらい
作り方
生姜をよく洗い、皮をスプーンなどで削り取ります。
生姜は生えている方向に筋が通っているので繊維を断ち切る方向で2mm厚程度で輪切りにします。
分量の塩を振って全体によく絡めます。
ボウルにラップをして重しをして1時間程度置きます。
生姜から水分が出てしんなりているので、ぎゅっと絞ってザルに広げて干します。
天気の良い日中なら数時間。
この時期のデッキは干し物いっぱい。笑
干し上がったら、今回は細切りの紅生姜を作るので2mm幅で切ります。
関西の方で食べられる紅生姜天にする紅生姜を作る場合は最初のスライスももう少し厚めに、細切りにはせずに次の工程へ。
生姜に梅酢をひたひたになるまで注ぎ、漬け込みます。
だいたい分量の半分くらいで漬かりました。
そのまま1週間漬けた生姜を梅酢から上げ、ぎゅっと絞ってキッチンペーパーを敷いたザルで更に干します。
1回目同様天気の良い日なら数時間、程よく水分が抜けるまで干します。
干し上がったら本漬けに入ります。
また新しい梅酢をひたひたになるまで注ぎ漬け込みます。
1週間位置いたらいい具合に食べられます。うちは冷蔵庫保管で常にストック、長期保管も問題なくできています。
完成がこちら。市販品ような鮮やかなピンク色ではありませんが、ナチュラル感のあるいい色。
たぶんもっと赤紫蘇入れて梅酢作ってたらピンクっぽい色がついたかも。
うちでは王道に焼きそばやお好み焼きはもちろん、だし巻きにトッピングしたりかき揚げに入れたり、ポテサラの具にしたりといろんなメニューで活躍します。
今回の紅生姜は梅も赤紫蘇も生姜もすべて自家製って思い入れも深い逸品。常々手作り紅生姜を気に入ってストックしてはいましたが、今後更にメニューバリエーションが増えそうです。