なんとなく置いてあるとつい手が伸びる。
そして止まらなくなる…
干芋って地味だけどそんな魅惑的な存在。
うちではさつまいもの栽培はしていませんが、冬になると何かといただくこともちょこちょこある。
そんな時は一気に焼き芋にしてしまって、甘やわの干芋にしておくのがベスト!と思っています。
焼き芋と言っても、焚き火して
さつまいも濡らしたキッチンペーパーとアルミホイルで包んで
熾火になったところでじっくり時間かけて焼いて
ほーら、とろっとろあまっあまな焼き芋の完成!
ってうちのようにいつでも自由にできればいいんですが、きっとそんな方ばかりでもないと思うので今回はキッチンでできるやり方でいきます。
まず焼き芋。トースター使います。
さつまいもは洗ってそのままトースターにin!
上下ヒーター付き、温度調節のできるものなら150℃で20分、裏返して更に20分。様子を見てまだ硬そうであれば中まで火が通るまで時間追加します。
小さいさつまいもだともっと時間は短くて良さそうです。
うちは後半20分を待つことなく破裂しました。トースターの掃除…まだ新しいのに…
低温でじっくり長時間かけることで甘くとろっとした焼き芋が出来上がります。
今回うちで使ったのは紅はるか。火が通ってくるとシュワシュワっと音を立てて甘い蜜が滴ってきたのでそこで止めるべきでした。破裂しないようにご注意ください。
完成はこんな感じ。いいツヤ。いい密感。いいねっとり具合。
皮と身の間に空洞ができてスルスルと剥けます。
皮が剥けたらさつまいもの繊維に沿ってスライスします。繊維を断ち切らないのがポイント。
厚みはお好みですが、せっかくのトロ甘に仕上げたお芋、7〜8㎜のちょっと厚めがオススメです。
今回は時短でフードドライヤーを使います。
買ったばかりで使いたかったっていうのと、前日ウッドデッキのある軒下に干してた干し柿が何かしらの動物に持ち去られるということがあったので安全策を取りました。ハクビシンかな…
田舎の手仕事らしく天日で干しザルで干したい思いと、田舎だからこそ干せないっていう葛藤があるのです。
フードドライヤーの設定は50℃、5時間。網にくっつきやすいので途中裏返すといいかも。
端は少し固めで真ん中はまだ柔らかさが残る程度の硬さです。
乾燥具合も柔らかめ、しっかり乾燥と好みもあると思うので調整してください。
フードドライヤーがなければザルに広げて天日で干してももちろんOK。
天日で干す場合は天気の良い昼間、3日くらい干すといい具合にできます。
仕上がりはこちら。
まだしっとり感が少し残りつつ適度に水分が抜けて甘み旨味が凝縮した、手が止まらなくなる干芋になりました。
出してすぐは縁のあたりが固くなりすぎたかな?と思ったので
軽く炙ればすぐに柔〜。温かくもなって食べやすくなります。
フードドライヤーから出してすぐはちょっと硬いかな?とも思いましたが、半日ほど常温で置いておいたらいい具合に水分が回って炙らずともそのまま食べれるくらいになったので、時間を置いて食べるなら少し硬かったかな?くらいでも中心部に水分が残ってる状態ならいいかもしれません。
以前レンチンしただけのパッサパサさつまいもで干し芋作った時は悲惨なくらいカチカチの干芋になってしまいました。
手間と時間はかかりますが、干芋作る時はぜひとも甘くしっとりジューシーに仕上がった焼き芋で作ってくださいね!