前回「里山暮らしは山菜パラダイス」で諸々3月に採れた山菜をご紹介したのですが、4月に入っても山菜生活はまだまだ続きます。
しかも王道に山菜として知られる意外にも雑草とされているような草でも実は美味しくいただけるものなんかも調べるうちに発覚したりして、むしろ増えました。
それがまた都会で見るものと違って山際や山から流れ出てきた水辺に生えてたりするだけで見るからにすごく美味しそうに見えたりするんですよ。
そんなこんなでこの時期、買わずとも育てずとも周りを見渡せば食べれるものがいっぱいの里山です。
前回から増えた諸々たちをご紹介
ウルイ見つけました。気づくのが遅くて葉っぱ開いちゃってるので
葉っぱの先は苦いらしいので除いて茎のような部分をいただきます。
これすごく美味しい!さっと湯がいて酢味噌和えで食べるのが王道のようなのでやってみたのですが、わけぎとかネギのぬたに似たヌルっと感がありながらシャキシャキの食感が楽しめて、クセもなく食べやすい。
ほんの一画にしか生えてなかったのでもともと自生なのか不明ですが、これは大事に増殖させたいと思う山菜でした。
ちなみにウルイの周りにわんさか生えてたのがシャクと言われるヤマニンジンなのですが、そこまではっきりとした香りが立つわけでもなく見た目ほど美味しいって訳でもなかったので、まぁ非常食に食べられることは覚えとこう程度の立ち位置で。
次、これは山菜の女王、コシアブラです。
うちの裏山、群生とはいきませんが探すとあちこちで見つけることができます。
ただ、大きなスギ・ヒノキに加えて中低木も生い茂る結構な急斜面に生えてるのでなかなか採集が大変だったりします。スパイク付きの長靴買おう…
天ぷらはもちろん、さっと茹でて肉巻きにしても美味しかったです。
ミツバも見つけました。スーパーで売ってるものとは種類が違うようであんなに茎ばかり長くて葉っぱ小さいものではありませんが、香りはミツバそのまま。採りたてはなおさら香りもよく、探せばそこら中に生えてたのでこれは使いでがありそうです。
次は私のかなりのお気に入り。タネツケバナです。
うちの湿地ゾーンにたくさん生えてました。わかりますかね?普通は雑草としか見られなさそうなこのビジュアル。
これがなんとルッコラにそっくりな香りとピリッとした辛味なんです。
なのでタネツケバナという名前があるにも関わらずうちでの呼び方は『まるでルッコラ』です。
こんなワイルドな焼肉にも
「まるでルッコラ」を巻いて食べるだけでとっても爽やかにさっぱりといけるんです!
きれいな水の流れる湿地があるのでルッコラ栽培しようと思ってたんですよね。たしかにボリューム的にはルッコラのほうがワサワサと育つので食べごたえはありますが、自家消費の添え物くらいならタネツケバナ摘んでくればいいのでは…って思ってるくらいお気に入りです。
あと、野草シリーズでいくと
イタドリ
アザミ
ダイコンソウ
ナンバンカラムシ
実がつくのが楽しみなクサイチゴやフユイチゴなんかも見つけました。
雑草として有名なものもありますが、これ全部食べられます。
ちなみに今回はご紹介してませんが、春の七草は畑側でホトケノザ以外は全部あります。ホトケノザ…紫の花咲く方はよく見ますけどね。七草のホトケノザ(コオニタビラコ)もちゃんとは探してないので探してみようかな…
ちなみに私は山菜も野草も素人ですが、素人だからこそ似た毒草、植物がないか、結構調べてから食べるようにしてます。中にはパッと見よく似てて猛毒なんて植物もありましたので、同じように野草を食べようという方はよく調べて特徴を見てから食すようにおすすめします。
では次はこの山菜、野草を使って実験的にやってみた料理があるのでご紹介しようと思います。
ではまた!