3月下旬の小原。
移住1年目の春、家からは桜にしだれ桃に水仙にと色とりどりの花が見られ、毎日楽しませてくれます。
一歩山に入っても足元に可愛らしい花が。
調べたらショウジョウバカマという植物でした。
日陰の湿地にポンポンと咲く紫色がひときは目を引きます。
うちの裏山、杉や檜、中低木の生える林間エリアと家との間に草地の斜面と、水の流れる湿地帯があります。
こんな感じでね。
更には家の前には畑と今は使われていない田んぼ。
少し下れば杉や檜といった人工林ではない雑木林も広がります。
つまり探せばいろいろある!
まずは3初初旬から採れ始めるふきのとう。
秋ごろから目星をつけていたところは小さめ、後から採り時を逃して立派なふきのとうもたくさん見つけました。出る場所はわかったので来年はいい状態でたくさん収穫できそう。
家で作った麹たっぷりの白味噌と合わせたふきのとう味噌がすごく美味しくて色んな料理に活躍してくれています。
次に出てきたのがつくし。
つくしとりなんて子供の頃以来。田んぼだった草地や畑の片隅にたくさん生えてました。
いい大人になっても探せば次々見つかるので夢中になって摘みました。
摘むのはいいけど袴取るのが面倒なんですけどねー
子供の頃は卵とじにしてもらってましたが、ちょっと違ったアレンジも。
燻製のエビをオリーブオイル漬けにしたものと一緒にオイル多めでペペロン風。
これ白ワインにも合って美味しかった!
さて次は山うど。
これは天然ではなく前の住人さんが植えたものらしいです。紅うどで香り高くアクの少ない品種。
しかも数年の放置期間イノシシに荒らされた結果株が増えたんだとか 笑
お肉になる以外にそうそう感謝することのなかったイノシシだけど、今回ばかりはありがとう!
茎も葉っぱも美味しい山うどです。
次、タラの芽。
写真の焦点あってないけど道路際に生えてるの、ずっと目星つけてたんです。
高枝切り鋏持って収穫に行きました。
でも家の裏山、ふと見上げると林の中でもないものすごくわかりやすいところに大きく伸びすぎてて全く気づかなかったけど、
あるじゃん。
灯台もと暗し。場所的にこれも植えたものだと思います。
しかもタラの芽は切った枝で水耕栽培もそこからの増殖もできるらしい。
この高さじゃ採るのも一苦労だし一度低めに更新して、育てばいいし木も古めだとは言われたので切った枝から新しい苗木育成も試してみようと思ってます。
やっぱり天ぷらですよね。もっちゃり感が大好き。
本当に栽培で芽つけられたら素敵だなー
更に続きます。
ワラビ!
草地斜面からたくさん出てきました。
先日子連れファミリーが遊びに来てくれたのですが、意外にも3歳児5歳児がワラビが美味しいと。
渋いお子様でした。今回ワラビ摘みをしてもらった場所より大量に生えてる場所も見つけたので来年同じ頃に遊びに来てくれたらたくさん採ってもらおう。
山菜の女王とも言われるコシアブラも見つけてはいますがまだ待機中。
せっかくの広い場所、食べれるものにあふれる美味しい豊かな里山を作りたいと思っているので、新たに植え付けしているものもあります。
根付きで頂いた葉わさび、山から流れる水の通り道で元気に増殖中。
あとはセリ、香りが良くてシャキシャキ食感が大好きですが、これも根付きで頂いたものを育成中。
それに加えてホームセンターでお安くなってた行者ニンニクも二株ほど半日陰の草地に植えてみました。
この子達の成長も楽しみにしつつ、次の大物たけのこのシーズンを心待ちにしている今日この頃。
畑で育てたものだけでなく山から、人からの恵みもあって食べるものに溢れた里山暮らし。
1年目にして本当に豊かで来てよかった!と実感しています。
時間ができたら山菜一つ一つのうちでやってるアク抜き方法やレシピなんかも紹介したいなーと思います。
ではまた!